64才ウォーキングオヤジの発見

近鉄八木駅から会社まで40分のウォーキングルートで、古い町並みを歩くのは大阪に住んでいる私にとって楽しみである。

先日、少しルートを変えてみると思いがけない発見があった。

鍾馗さんを見つけたのである。

鍾馗さんは、2〜30cmくらいの高さの瓦でつくられた人形で、いかつい表情で太刀を持ち、カッと両目を剝いて正面を睨んだ姿で表現される。雨の日も風の日も連日連夜、その家に侵入しようとする悪鬼たちを退散してくれる頼れる存在です。

鍾馗さんの由来は中国で唐の時代に遡る。日本では疫病や魔を払うだけでなく、火災除けとしての役割も担っています。

奈良の古い家を観察していて、大黒さまは多くみかけますが鍾馗さんには初めて出会えました。このお宅の鍾馗さんは、鬼門(北東門)に立っており、これからもご家族を長らく護っていくことでしょう。

 

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